カナリア学園の物語-3章から カナリア学園の黄色いリボン
みなさんは,「論理的に考える」ということに,どのようなイメージを持っていますか?
「むずかしそう…」
「めんどうそう…」
「なんだか,とっつきにくい…」
うーん,どうやら,「論理的」ということばに対して,あまりいいイメージがわかないようですね。それはたぶん,ふだんから論理的に考えるということに慣れていないからでは?
「論理的に考えることって,日常生活にはあんまり必要ないみたい」 そう思っている人も多いことでしょう。
でも,本当にそうでしょうか?
ここでは,ふだんの生活の中で直面する問題を,論理的にとらえてみることで,納得のいく結論が出せる場合があるというお話をしたいと思います。
なお,このお話は,「考える心のしくみ:カナリア学園の物語」(三宮真智子著 北大路書 2002)の52-58ページをよりわかりやすくアレンジしたものです。
「むずかしそう…」
「めんどうそう…」
「なんだか,とっつきにくい…」
うーん,どうやら,「論理的」ということばに対して,あまりいいイメージがわかないようですね。それはたぶん,ふだんから論理的に考えるということに慣れていないからでは?
「論理的に考えることって,日常生活にはあんまり必要ないみたい」 そう思っている人も多いことでしょう。
でも,本当にそうでしょうか?
ここでは,ふだんの生活の中で直面する問題を,論理的にとらえてみることで,納得のいく結論が出せる場合があるというお話をしたいと思います。
なお,このお話は,「考える心のしくみ:カナリア学園の物語」(三宮真智子著 北大路書 2002)の52-58ページをよりわかりやすくアレンジしたものです。
↓では,学園の様子を覗いてみましょう↓
◆ビデオ教材の作成については,吉本佑司さん他のご協力を得ました。ビデオシナリオ
カナリア学園ではつい最近,生徒たちの要望を聞き入れて制服を廃止しました。今ではみんな,思い思いの服装をしています。そのため,構内を一歩出ると,どこの生徒かわからなくなります。高等部1年生ではもうすぐ,ウグイス山までの遠足があります。
「うーん,困った」
職員室で,引率の先生が頭を抱えています。
「列から離れて迷子になりかけている生徒を,どうやって他校の生徒から見分ければいいんだ」
そこで校長先生が名案を出します。
「だいじょうぶですよ,先生。遠足の日だけ,うちの生徒の髪に黄色いリボンをつけさせればいいんです。それで,カナリア学園の生徒だって,すぐわかりますよ」
「えっ,髪に黄色いリボン....。アイデアはすばらしいんですけど,生徒たち,いやがりませんかねぇ」
校長先生のアイデアで,本当に問題が解決するのでしょうか。この会話に,じっと耳をすませている人がいました。ウラシマ先生です。
「いいことを聞いたぞ。このネタは使えそうだ。ふっふっふ」
低い笑い声を残して,彼は職員室をそっと出て行きました。今日は火曜日。次は4限目です。
さて,場所は1年3組の教室。
「みんな,今日の授業では,論理的に判断する練習をしてみよう」
「えっ,論理的?なんかむずかしそう....」
「いや,別にむずかしくはないんだよ。それに,ふだんの生活の中でも,論理的に考えて 判断しなければ失敗してしまうことが,実はたくさんあるんだ」
「さっきね,職員室でこんな話を小耳にはさんだんだ。ほら,もうすぐ春の遠足があるだろ。今年はウグイス山らしいよ。でね,君たち私服だから,学校の外ではカナリア学園の生徒かどうかわからなくなってしまって,引率の先生が困るじゃない。そこで校長先生が名案を出したのさ。うちの生徒は頭に黄色いリボンをつけさせたらどうかって」
「ええっ!いくらカナリアだからって....」
「そんな恥ずかしいことするんですか」
「生徒の意見も聞いてほしいでーす」
教室は騒然となります。
・・さて,このあと,黄色いリボン問題はどうなったでしょうか?
この続きには,2つのストーリーが用意されています。
まず,生徒たちが,ごく一般的な反応を示した場合を考えてみましょう。そう,この問題を感情的にとらえてしまった場合です。
この続きには,2つのストーリーが用意されています。
まず,生徒たちが,ごく一般的な反応を示した場合を考えてみましょう。そう,この問題を感情的にとらえてしまった場合です。