ゼミ・スケジュール
授業
「コミュニケーションの認知心理学」:教育コミュニケーション学(および特講)I
目的:
コミュニケーションに関するメタ認知や認知心理学をはじめとする関連領域の知見について学び,コミュニケーションの改善に役立てる。
内容:
よりよいコミュニケーションを実現するためには,マネジメントの発想が必要である。すなわち,設計段階や評価段階を重視する必要がある。この設計や評価には,コミュニケーションに関するメタ認知が不可欠である。本授業では,メタ認知的知識である人間のコミュニケーション特性やミス・コミュニケーションの原因について理解し,メタ認知的活動としてリフレクションすなわちモニタリングやコントロールを行い,それらを実際のコミュニケーション・マネジメントに活かす方法を追究する。
「思考支援の認知心理学」:教育コミュニケーション学(および特講)II
目的:
思考・学習に関するメタ認知や認知心理学をはじめとする関連領域の知見について学び,思考支援や学習の改善に役立てる
本授業では,思考や学習のプロセスを改善するために不可欠なメタ認知の問題を中心に扱う。近年,思考力や思考態度の問題点が論じられることが多い。学習においても,自分の頭で考えることを厭う,手っ取り早く答を知ろうとする,自分とは異なる考え方を受け入れない,応用がきかないなど,教育関係者が指摘する問題点は少なくない。こうした問題がなぜ起こるのか,どうすれば考える意欲を高め,考える方法を身につけることができるのかという問いのもと,思考・学習におけるメタ認知についての理解を深め,日常の判断・意思決定や学習・教育に活かす方法を追究する。
メタ認知を意識した教授法を探る。
★2011年度授業最後に実施した「カナリア学園の物語コンテスト」入選作品教育コミュニケーション学演習Ⅰ
目的と主な内容:
ゼミの3年生を対象とし,コミュニケーション・思考についての研究に対する理解を深める。
受講生の関心や問題意識に沿う形で授業を設計する。
教育コミュニケーション学演習II
目的と主な内容:
ゼミの3年生を対象とし,コミュニケーション・思考についての研究方法を学ぶ。
受講生の関心や問題意識に沿う形で授業を設計する。
実験実習
実験実習は2回生後期(Ⅳセメ)から3回生後期(Ⅵセメ)の1年半のカリキュラムを通し,独力で卒業論文を作成できるスキルを身につけます。
※心理学研究法やデータ解析法が未習得な場合,大学院生も受講します。
実験実習Ⅰ(Ⅳセメ)
実験実習Ⅰでは,心理学研究法について理解を深めます。心理学研究法には,実験法,調査法,観察法,面接法など様々な方法が存在します。それぞれの方法の利点と限界点について,教科書の講読と実習を通し学びます。また,基本的なデータ解析方法についての講義と実習も行います。
2013年度の時間割
実験実習Ⅱ(Ⅴセメ)
実験実習Ⅱでは,データ解析についてより高度な手法を学びます。さらに,自身の卒業論文の問題意識を明確にしていくために,論文講読を多く取り入れます。年度によっては,グループワークとして,ミニ卒を作成することもあります。
2013年度の時間割
実験実習Ⅲ(Ⅵセメ)
実験実習Ⅲでは,卒業論文作成に向け,問題意識を明確化させます。そのために,自身の問題意識についてレジュメにまとめ発表するという作業を多くこなします。本講義の最終回までに,卒論の予備調査,もしくは研究Ⅰを遂行することを目標にします。また,データ解析法や,論文を作成する上で必要な図表の作り方について実習も行います。
2013年度の時間割
*その他の卒論生,院生(M,D)対象の個別授業やオムニバス形式の授業等については省略します。